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【基本編】露出につながるプレスリリースの作法

プロダクトを無事にリリースできたら、プレスリリースを配信しましょう!
プレスリリースは、広告に頼らずとも第三者のメディアの公平な視点からプロダクトを紹介してもらえる貴重なチャネルです。
大きなメディアであればその効果は計りしれません。
しかし、記者の人たちが1日に目にするプレスリリースはなんと500本とも言われています。
いかに彼らの目に止まり、スゴイと思ってもらえるか。
紙面上の激しい争いが、記者のメールボックスで繰り広げられているのです。
原稿を書くことになって見よう見まねで書いてみたけれど、、」という方は以下のチェックリストから検証することで、記者の興味を引き記事になりやすいリリース文の作成を心がけてください。
※ この記事は3本立ての記事の1本目「基本編」です。

プレスリリース作成のチェックリスト

1.タイトルにニュースバリューを全て詰め込んでいるか

記者は、毎日500本ものプレスリリースに目を通し、その中から1つないし複数を選んで周辺情報を取材し記事を書きます。
どうしてそのようなことが可能なのでしょうか。
記者の速読能力が優れている可能性もありますが、実際には、タイトルだけをチラ見してほとんどを却下しているのです。
決勝戦に残りたければタイトルが勝負!
たとえ本旨から少しそれる小ネタであっても、それがニュースバリューなら出し惜しみしてはいけません。
バリューを詰め込み、かつコンパクトにまとめられれば仕事の8割は完了したも同然です。
※長くなる場合は副題をつけるのもアリです。

2.見出しになる数字は決まっているか

1を読むと、「ではニュースバリューとは何か?」という疑問が生じますね。
端的に言ってそれは「数字」です。
記者は世相とその変化(狭義では業界の動向)を表す新事実を入手したいと常に望んでいます。
世相を表す定性的な言葉は世の中にいくらでもあふれていますが、ニュースにとって大切なことは「具体」であり、あなたの発表に含まれている「定量的な情報」です。
どんな発表であっても、何かしら定量的な新情報を1つ以上入れることで、話の輪郭がはっきりし、ニュースの見出しが決まります。
定量的に伝えたいニュースバリュー
  • 新技術によって、どれくらいのメリットを得られるのか
  • 大企業からの資金調達は、どれくらいの規模の期待を表しているのか
  • 新規事業は、将来的にどれくらいの成長が見込まれるのか

3.第一段落までで概要が、一枚目までで全てが理解できるか

ニュースの骨格とタイトルが決まったら、いよいよ中身を検討します。
タイトルを見て興味を持った記者は第一段落(リード文)を読み進めます。
興味を引くことが主目的のタイトルに対して、リード文は、簡潔な説明のなかに5W1H+How muchが含まれていて、情報が過不足なく伝わることが大切です。
せっかく興味を持っても情報が足りなければ記事が書けません
また、世の中には超大作のプレスリリースも多くありますが、伝えたいメッセージはA4で1枚までに納め、2枚目以降は資料を添付するのが記者フレンドリーです。
1枚目までに書き切りたいこと
  • 発表の事実:発表する内容
  • 画像:発表内容に関連する画像
  • 社会的意義:この発表は、どのような社会課題を解決できるのか
  • 必然性:この会社が取り組む必然性は。この会社でしかできない理由
  • 今後の予定:発表後の取り組みの方向性。抱負
2枚目以降でよいこと
  • 詳細な仕様
  • 背景を伝えるデータやグラフ
  • 会社の概要

4.社会的意義を伝えているか

社会的意義は、企業から伝えたい内容ではなくとも、記者が書かなければいけない内容です。
記者は、企業の宣伝の片棒を担いだと思われることを好みません
リリースしたプロダクトが、社会に変化を与えるのか、あるいは問題提起なのか、それとも新しい答えなのか、時流にからめたストーリーを与えることで、初めて取り上げる価値と感動が生まれるのです。

以上が、プレスリリースをブラッシュアップするための基本的なチェックリストです。
基本ルールを理解したら、あとは思いの丈をぶつけるだけです!
次回以降の記事では、もう少し細かいTIPSをお伝えしていきますのでご参照ください。

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